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当院は中国四川省四大名医の家系の陸幹甫先生や御子息の陸希先生との御縁から、中医学の臨床のすばらしさを知りました。いろいろな難病をはじめアトピーなどの皮膚疾患、喘息、不妊、子宮内膜症など内科、外科、耳鼻科、眼科、泌尿器科、皮膚科、脳外科、神経科と科に関係なく中医治療は体の中から治すことができます。なかなか治らない御自身の病気や、日常生活で困っている症状も、中医学の治療を行うことで日々の生活が楽になることがあります。そうして、少しずつ体をよくしていけば心も安らいでいくことになり、病気も少しずつ回復していくことになります。
木本クリニックではエキス剤で治せるものはすべてエキス剤で治療します。もちろん保険診療です。ただ脊髄小脳変性症、無筋力症、慢性疲労症候群、重傷関節リウマチなどは生薬による煎じ薬が中心になります。
いずれにせよ十分な説明を致しますので、まず診察にお越しください。当院では、症状をとるだけでなく、その原因となるものを根本から治療し再発しないようにいたします。
1977年神戸大学医学部を卒業し、84年同大学大学院医学博士取得、日本内科学会認定内科医でもありますので、西洋医学の治療も必要な場合はもちろん行っております。
私の父は漢方をしていました。何度も教えを望んだが話は全く理解できず魅力を失いました。
西洋学は基礎医学も臨床医学も科学的でよいと思い、打ち込んでそれ以降、 神戸大学医学部第三内科入局から26年間漢方とは無縁でした。平成12年秋、あるイレウスの患者の主治医として外科医とともに難渋していたとき、かつての研修医が外科当直で来ていました。申し送りをしたところ「先生、漢方薬を処方したらどうでしょう。」
結局、見事に回復しました。驚きとともに漢方を見直した瞬間でした。
1977年神戸大学医学部を卒業し、84年同大学大学院医学博士取得、日本内科学会認定内科医でもありますので、西洋医学の治療も必要な場合はもちろん行っております。
平成12年6月父死去。
同年12月、芦屋の精道診療所を支えてくれていた先生が、ガンの手術を受けることになったにもかかわらず、1月の外来は患者さんのために休まないとの決意をお聞きし、お手伝いをしながら遅まきながら漢方の勉強を決意しました。平成13年3月から2年間、夜8時から深夜2、3時まで漢方を独学。大塚敬節、森道伯、矢数格など日本漢方の代表者の書を何度も読み、日本短波放送の漢方医学講座も臨床に活かしました。
漢方で治る喜びで臨床が楽しくなったが、逆に漢方治療の成功はなかなか難しくて、その不確実さに漢方は科学的ではないのか?と思うようになっていきました。
平成14年、THE KAMPO(カネボウ)で陸幹甫先生の臨床の実力と裏づけの理論のすばらしさを知り、中医学を学ぶと決め、陸氏に会いたいと希望するも亡くなられていました。そして平成15年3月、御子息の陸希先生に紹介していただいた。毎週3~4時間二人で症例を紐解きながら中医学の考え方を深めていきました。どんどん患者さんはよくなり、また中医学の基礎は奥深く、深めれば深めるほど臨床応用が広がることを経験しました。
最近では、皮膚病やかゆみで困っている人が普通に戻ったり、アトピーがみるみるよくなったり、何年もの間治らなかった体の痛みが数日で治ったり、また、クローン病や潰瘍性大腸炎にはじまり、いろいろな難病も日常生活に改善をみ、癒着がとれ、腸閉塞をおこさなくなり、痛みがなくなり、むしろ食べ過ぎるくらいと喜ぶ顔を見ると、もっと他の困っている人をも、よくしてあげようと思っています。
私は自分の患者さんを理論的に中医学漢方の方法で診て治癒に導ければと思い、中国四川省で12代続いている老中医・陸幹甫先生の御子息、陸希先生に師事しました。中医学漢方の科学性とその威力に驚くとともに、中医学の基礎の大切さを重要と考えております。
2000年前に書かれた黄帝内径、17世紀の張景岳の書、最近の中国の書は、臨床経験を踏まえており、現代の我々にとって理論的裏付けとしてすばらしく、臨床に応用の効く柔軟な脳にしてくれます。私は不出来な自分を時間に追われて見失うことのないように、常に中国の書を紐解いたり中医学の基礎理論を深めることによって、病気の謎を解いていきたいと考えて実行しています。